top of page

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の抗体検査について

はじめに

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえ、

「今、自分はどういう状況にあるのかを知りたい」という患者様のご要望にお応えし、

新型コロナウイルス感染症の抗体検査を始めました。

この検査の意義は「過去に知らないうちに新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に実は感染しているのではないか?」という疑問をおもちの方のための検査です。

抗体検査に関しては、現時点で日本国内で行われているいずれの検査法でも①研究用検査(保険未収載)という位置づけです②学術的には精度や意義等については確立されていません③新型コロナウイルス感染症の診断目的の受診は出来ません④上記①-③の理由から自費診療という位置づけになります。

ご理解の上ご受診ください。

現在、新型コロナウイルス感染症に感染しているリスクのある方(発熱、風邪症状、濃厚接触、海外渡航歴、解熱剤などを飲み続けているなどの状況から1ヶ月以内の方、)、新型コロナウイルス感染症の現在の感染の診断をご希望の方は来院いただいても、お受けいただくことができません。公的な新型コロナ相談窓口にご相談ください。

ご予約済の場合でも、現在の感染が強く疑われる場合は、検査は行わずコロナウイルス感染症のPCR検査受診をお勧めさせていただきます。

検査にお越しの際は必ずマスクをご着用ください。

マスク着用のない方は院内に立ち入ることが出来ません。

   新型コロナウイルス感染症の概要

 

1.検査対象者:新型コロナウイルス感染症との過去の接触の有無を知りたい方

2.検査対象外の方:新型コロナウイルスの感染が現在疑われる方

 下記に該当する方はお受けいただけません。また、来院いただいても院内に立ち入ることが出来ません。

 発熱、風邪症状、濃厚接触、海外渡航歴、解熱剤などを飲み続けているなどの状況から

 1ヶ月以内の方、新型コロナウイルス感染症の現在の感染の診断をご希望の方

3.検査方法:1)迅速検査キット:当日結果がでます

       2)血液検査(大手検査会社への外注検査)による抗体検査

4.検査の位置づけ:研究用試薬(海外では認可されている国あります)

          新型コロナウイルス感染症の診断に用いることは出来ません。

 

5.当院で扱う検査の種類と特徴

1)簡易検査キット(院内迅速)

 検査に要する時間:当日判定可能。約15分ほどで結果がでます。

 検査法:指先からの採血(一部キットでは通常採血が必要なものもあります)

 測定する抗体:比較的早期から上昇するIgM抗体と遅れて出現するIgG抗体をそれぞれ個別に判断できるキットを用いますそのため、感染時期の推測をすることが可能となります。ただし、抗体の上昇する時期は病原体により異なり、​持続期間もまちまちであり新型コロナいウイルスの抗体の動きについては現在研究段階です。

 キットの精度:現時点で80-90%台の報告が多数です。

  当院では国内大手薬品卸会社の取り扱う信頼性のある製品のみ使用します。

  検査実施時期により取り扱いメーカーが変わる場合があります。

 所用時間:医師判定書類の記載やお会計等含め、30分程度は時間をみてください。

 料金:8000円+消費税(税込 8800円)

 

2)外注検査 

国内最大手の検査会社(株)LSIで導入の各種検査が可能です。

検査当日は採血を実施し、数日後の別日に結果説明となります。

​料金は検査の種類により10000円~20000円(税込11000円~22000円)の間です。

(下記料金の詳細をご参照ください)

 

検査試薬メーカー・抗体の種類・長所・短所について

検査①

メーカー:ロシュ

抗体の種類:IgM・IgG混合 

長所:安価・精度高い 

短所:IgMとIgG抗体の区別ができない測定法のため感染の時期の特定が出来ない。

 

検査②

メーカー:アボット

抗体の種類:IgG単独測定 現在アボット社ではIgG抗体試薬の取り扱いはありません。

長所:比較的安価

短所:IgM不明のため、時間のたった感染のみ判断。時期の特定は困難。

 

検査③(お勧め)

メーカー:MBL

抗体の種類:IgM・IgGをそれぞれ測定

長所:直近の感染と感染の既往の区別が可能

短所:費用が比較的高額

 

外注検査における当院のお勧めは③のMBLの検査です。IgMとIgGをそれぞれ単独で実施し、感染の既往だけでなく感染時期の特定も可能な検査の実施です。それ以外の検査ですと検査結果の判断に困難を来す場合があり得ます。

MBLの検査については下記の(株)LSI様のプレスリリースをご参照ください。

なお、一般の方からの(株)LSI様へのお問い合わせは固くお断りいたします。

https://www.medience.co.jp/topics/release200617-1.pdf

 

外注検査に関しては、当初、IgM・IgG抗体を別々に測定でき、正確な感染時期の推定可能なMBLのみの導入を検討いたしましたが、安価で手軽で精度も比較的高く、他院でも取り扱いのあるロシュの外注検査を受けたい、

感染時期の特定はともかく、新型コロナウイルスに曝露したことの有無をIgG抗体のみで正確な外注検査で知りたいというご要望もあることから、すべてのメーカーの検査を実施可能といたしました。

 

価格に違いがありますので、患者様のご希望に沿った検査を実施します。

迷われている方には選び方について、ご来院の際にさらに詳しく説明します。

 

6.検査料金

1)簡易検査キット 8000円+消費税(税込 8800円

2)外注検査料金

 検査の種類および一般価格と通院同時価格*で料金が異なります。

 

検査① Ig M・IgG混合

検査会社名 ロシュ

一般価格(税込) 14000(15400)円

通院同時(税込) 10000(11000)円

検査② Ig Gのみ可能

検査会社名 アボット

一般価格(税込) 15000(16500)円

通院同時(税込) 11000(12100)円

 

検査③ IgMとIgGを個別に測定

検査会社名 MBL

一般価格(税込) 20000(22000)円

通院同時(税込) 16000(17600)円

初診時診察料+採血料+2回目結果説明時診察料+書面での結果のお渡しすべて込み

*通院同時価格は通常の来院時の同時実施及び結果説明の場合に限ります。

かかりつけ患者様でも、通常診察時とは別のタイミングでの抗体検査のためだけの単独受診をご希望の場合

(採血時、結果説明いずれかが通常診察日とは別の単独受診の場合)は一般料金となります。

(例 採血だけ別の日にあらかじめ来院したい、結果を早めに知りたいのでそれだけ先に来院したい、など)

 

7.受診について

検査は待合室の混雑を避けるため、事前にお電話で連絡・予約をお願いします

(空きがあれば当日直前でも可能です。お気軽にご連絡ください。)

予約電話:03-6280-7582(当院代表電話)

 

8.結果説明について

なお、検査結果は書面でもお渡しさせていただいております。

検査結果を踏まえて、免疫学的な医学的意味等の説明・アドバイスをさせていただき、

内容は書面でお渡しするのが当院の特徴です。​当院オリジナルのわかりやすい書式を用いております。

英文対応可能。英文または日本文のどちらかをお選びください。

両方の書面をご希望の場合は+1000円税抜となります。

当院でお渡しする書面以外の別途の診断書の発行は出来ませんので予めご了解ください。

遠方在住などでやむを得ず郵送をご希望の場合は、郵送代+手数料1000円(税抜き)を申し受けます。

 

6.期間限定キャンペーン価格(消費税サービス)について

上記料金ですが、新型コロナウイルス感染症の不安を抱えている患者様のお声を受けて、

期間限定(2020年8月末日まで)で消費税をサービスさせていただき、税抜き価格でご提供いたします。

bottom of page